結論!プラセンタの1日当たりの目安摂取量は約「434mg」という調査結果

プラセンタの1日当たりの摂取量は、原末換算量で約「434mg」という調査結果になりました。
※(一概には断定できない。あくまで「目安」という程度)

プラセンタ業界の配合量の表示形式に困惑している方へ

プラセンタ原末換算で「180mg」
プラセンタエキス末で「160mg」
50倍濃縮プラセンタ原末「200mg!」
1日1本でプラセンタ原料換算「30,000mg」
1日1本でプラセンタ原液換算「30,000mg」

メーカーが示す推奨量ですが、実に色んな表記があるので、1日あたりの摂取量について、「いったい何mg飲めば良いのか?」困惑している人も多いと思います。。。

プラセンタの含有量表記について、どういった表記を信用すればいいのか?表記方法についての常識的な知識をお探しの方は、先ず、「プラセンタメーカーの含有量表記には裏があった!?」<※準備中>のページをご覧頂いた後、再びこのページをご覧頂ければと思います。

何故、プラセンタの1日あたりの目安摂取量を明確に定められないのか?!

何故、根拠がある情報源を探し出すのが困難なのか?その理由として、プラセンタ製品によって、製造方法も違えば、原料も違う。そして飼育環境、保管方法も。。となれば、1mg当たりのプラセンタの栄養価も異なる。

更には、摂取する対象者の体格も違えば体質、性別も・・・

にも関わらず、もしそれらを全て無視してプラセンタの目安となる摂取量を語る人がいるのであれば、その人に対して、「どういった理由、根拠があってその目安量を定めているのか?」と、問い合わせした方がいい。

なので、プラセンタに関わるどこかの人物が、「プラセンタの摂取量は〇〇mgです!」と明確に定めているのを目にした場合、「ちゃんと根拠はあるのか?!」「臨床試験レベルで実証されているのか?」と疑った方がいいと思います。

・・・ですが、全くの目安量もわからないままプラセンタを摂取し続けるのは、ほとんどの人が不安に陥ることだと思います。。。

「プラセンタを摂取してもほとんど変化なし。単純に摂取量を増やせば良いのか?!だとしたら具体的にどのくらい飲めば良いのか?」

そこで今回、大まかな表現にはなりますが、プラセンタの摂取量を定めている信頼性のある研究機関のデータを参照に、現時点で明確になっているプラセンタの摂取量について、[GOOD CORE]編集チームが調査した結果をレポートしてみました。

調査内容 : 各研究結果の被験者の1日あたりの摂取量を調査

今回の調査方法は、主に「プラセンタの有効性が認められた」という結果報告、ニュース記事などを公開している研究機関に対して、「被験者は1日当たり、何mgのプラセンタを摂取したのか?」という取材を試みて、その数値の平均値を割り出した内容になります。

「実際に効果が実証された」、という報告書が存在していて、その報告書内に登場している被験者の摂取量の平均値を定めれば、「おおよその目安量にはなるだろう」、という考察になります。

そしてその調査元の各々の平均値を割り出した結果、冒頭で記載した「434mg」という数値となりました。

調査元・報告書に登場する被験者の1日あたりの摂取量

報告書のタイトル ブタプラセンタエキスの経口摂取に軽微な更年期症状の改善作用を確認
提供者 スノーデン
研究成果 更年期障害
被験者の摂取量/1日 プラセンタ粉末300mg/1日

 

報告書のタイトル ブタの胎盤抽出物が更年期の女性の軽度の更年期症状に及ぼす影響
提供者 協和
研究成果 角層水分量改善、皮膚弾力性への効果、皮膚色の改善効果、小ジワの改善効果
被験者の摂取量/1日 プラセンタ粉末336mg(原料換算10,000mg)/1日

 

報告書のタイトル プラセンタの効能 | 臨床試験
提供者 日本ハム
研究成果 シミの増加抑制
被験者の摂取量/1日 プラセンタ粉末200mg/1日

 

報告書のタイトル インスリン様成長因子Ⅰ(IGF-Ⅰ)*1」の血中濃度が増加し、肌の粘弾性(ハリ)を有意に改善
提供者 常盤薬品工業株式会社
研究成果 シミの増加抑制
被験者の摂取量/1日 プラセンタ粉末900mg(原料換算30000mg)/1日

 

報告書のタイトル 女性皮膚の皮脂量・しわ幅の経年的推移と閉経女性の皮膚皮脂量・しわ幅に及ぼすブタ・プラセンタエキスの効果
提供者 1)金沢大学大学院医学系研究科 産婦人科学教室、
2)金沢医科大学病院女性総合医療センター、
3)金沢大学医薬保健研究域薬学系 天然物化学研究室、
4)杉浦クリニック、
5)金沢大学大学院医学系研究科 補完代替医療学教室
研究成果 日本人女性は加齢に伴い、皮脂量の低下としわの増加が観察され、JBP100 はその変化を改善する可能性が示唆された。
被験者の摂取量/1日 調査中

 

以上、それぞれの臨床試験に登場する被験者の1日あたりのプラセンタ摂取量を平均すると・・・「434mg」という調査結果となりました。

ただ、やはり市場に流通しているプラセンタ製品というのは、品質が本当にピンキリ。

なのでこの目安量は、「目安にしてはいけないくらいの目安量」、と捉えた方が良いかと思います。

ちなみに、プラセンタ製品によって、一体どれだけ品質に格差があるのか?

「」のページをご覧頂ければと思います。

1日あたりの目安摂取量を明記している信頼できる企業は2社だけ実在

ラエンネックが定めたプラセンタ製品の1日あたりの目安摂取量

そのメーカー「ラエンネック(日本生物製剤)」が製造したプラセンタ製品は、1日の摂取量の目安として、

【原末換算】
700mg~3150mg(ブタ由来)
220mg~3150mg(ウマ由来)

を推奨していました。

※あくまでラエンネック製法で製造されたプラセンタ製品の目安量

ちなみに、ラエンネック注射(ヒト由来)の1回あたりの接種量は1アンプルとなっていて、これをサプリメントなどと同じ原末換算にすると、「110mg」程度となっているとのことでした。

つまり、
・プラセンタ注射 110mg
・サプリメント
700mg~3150mg(ブタ由来)
220mg~3150mg(ウマ由来)
という目安量になります。

何故、注射剤の「110mg」よりも、サプリメントなどによる経口摂取の方が目安摂取量が多いのか?

その理由として、ラエンネックいわく、注射剤と経口摂取とでは、注射剤の方がはるかに吸収率が高いため、サプリメント等による経口摂取の場合は、注射剤よりも約2倍~4倍もの多くのプラセンタ原末を摂取するのが望ましい、とのこと。

ただ、ラエンネックが最も推奨している効果を実感しやすい摂取方法として、飲み始めの数日は、1日あたり 多目の2粒~6粒を目安に摂取し、肌トラブルの改善が見られた後、1日あたり3粒…、2粒…、1粒…、と少しずつ、減らしていく方法も推奨されていました。

詳細は、ラエンネックの協賛グループ、「コート・ド・カシ」のページをご覧下さい。

ラエンネック製法で製造されたプラセンタ製品一覧

ヒト由来プラセンタ注射剤「ラエンネック」・・・ヒト由来プラセンタ注射
JBPプラセンタ ポーサイン100・・・ブタ由来プラセンタサプリ
ヌメロトワラミュレットプラセンタサプリ・・・ウマ由来プラセンタサプリ
キレイデプラセンタ・・・ウマ由来プラセンタサプリ

JHFA(公益財団法人 日本健康・栄養食品協会)が定めているプラセンタの1日あたりの目安摂取量

JHFAとは、サプリ、ドリンク、食品などの一定の品質を確保するために設けられた機関で、簡単にいえば「サプリメントの品質を評価する公共の団体」。

「JHFA」 = サプリメントの品質を評価する公共の団体

そのJHFAによる目安摂取量は、原末換算で「1日あたり100mg以上」と規定されていました。
参照 : プラセンタ食品 品質規格基準

ただ、この「100mg以上」という目安摂取量には条件があって、JHFA認定マーク」が示された製品に限る、とのこと。

※JHFA認定マークとは、JHFAが定めた一定の環境で生産されることが必要で、(原料元、成分バランス、製造工程など、)その基準を満たしたプラセンタ製品だけに寄与される認定マーク。

写真

なので、商品公式サイト、もしくは商品パッケージに、こんなJHFA認定マークが付いていたら、その製品の1日あたり最低の摂取目安量は、原末換算で「100mg以上」と捉えても問題ないと思います。

※JHFA認定マークを取得しているプラセンタ製品は全て優良!と評価することはできないかも知れませんが、でも、ある一定の品質、安全性はクリアされている「標準以上のプラセンタ製品」と考えてもらって構わないと思います。

ちなみに、医療現場で取り扱われるラエンネック注射剤はJHFA認定マークは取得していないし、今後取得するつもりもないそうです。([GOOD CORE]編集チームが取材済み)

なので、

JHFA認証マーク = 品質、安全性ともに一定の水準が確保された証

と捉えることができるだけで、必ずしもJHFA認定マークを取得したプラセンタ製品だけに興味を持とうとするこだわりは不要かと思います。

JHFA認定マークを取得しているプラセンタ製品一覧

プラセンタの1日あたりの目安摂取量についてのまとめ

・プラセンタの1日あたりの目安摂取量は原末換算量で「434mg」という調査結果
・でも目安にならないくらいの目安量、と捉えたほうがいい
・その理由はプラセンタ製品ごとの有効成分の残存量にある
・プラセンタ製品ごとの残存量にどのくらいの格差があるのかは「」のページにて
・ラエンネック製法で製造されたプラセンタ製品の1日あたりの目安摂取量は220~3150mg
・JHFA認定マークを取得しているプラセンタ製品の1日あたりの目安摂取量は100mg以上