2.0 [GOOD CORE]編集チームの評価
フラコラプラセンタ

フラコラプラセンタつぶ5000がリニューアルされ、フラコラWHITE’st プラセンタつぶに改名。

商品公式サイトを一通りチェックしてみたのですが、旧バージョンと差ほど変わらないのかな?という印象でした。

変わったのは1粒当たりのプラセンタが、原料換算で5,000mgから10,000mgに変わった点だけかと思われます。

ただ、旧バージョンのときからそうでしたが、プラセンタの品質を大きく左右する抽出方法が商品公式サイトで未記載で、何かと怪しげなプラセンタ製品。

でも、リニューアルしたとの通知をメーカーさんから受けたので、ただ単に、それ程値段が高くないという理由で、今回、リニューアル後のフラコラWHITE’st プラセンタつぶを試してみることにしました。

フラコラWHITE’st プラセンタつぶを開封してみた

届いた時の段ボールのサイズは、28.5cm×20.5cm×2cmで、余程小さなポストでない限り、普通に入るサイズ。それほど大きくはないかと思います。

届いた段ボールを開封してみると、中には以下の8点が入っていました。

  • 商品本体
  • フラコラWHITE’st プラセンタつぶ愛用期間別口コミチラシ
  • 購入のお礼チラシ
  • 納品書
  • 消費税による価格変更の案内
  • 特別割引チラシ
  • プラセンタつぶ5000の紹介パンフ
  • ハート形でピング色のサプリケース

商品本体を開封してみると、1ヶ月分約のカプセルが丸々一袋の中に保管されていました。

プラセンタって本当は効果なし?!隠されたプラセンタ業界の裏事情」のページで、はながレポートしていますが、こういった1袋に丸々1ヶ月分のカプセルが保管されたプラセンタ製品の欠点として、一粒一粒を取り出すたびに、他のカプセル内のプラセンタ粉末が劣化してしまう、酸化してしまう、というものがあげられます。

なので、このフラコラWHITE’st プラセンタつぶは、「中身のプラセンタ粉末が酸化しやすい」という、先ず1つ目に見逃せない欠点がありました。

フラコラWHITE’st プラセンタつぶを飲んでみた

粒のサイズは約1,2ミリ。ソフトカプセルで、普通のカプセルよりは少し大き目のサイズ。

1日2~3粒が摂取目安量とのことでしたが、3粒同時に飲むにはやや苦しい飲み心地でした。

そしてまた、このカプセルの匂いですが、ココナッツが腐ったような何ともいえない不快感。。。パッケージの中に顔を突っ込んで匂いを嗅いだら、顔にその匂いがしばらく残るくらい強いものでした。

人によっては、鼻を摘んで飲む勇気が必要になるかと思います。

写真

フラコラWHITE’st プラセンタつぶのソフトカプセルを真ん中から真っ二つに切ってみた写真です。

真っ二つにすると、ココナッツが腐ったような匂いがより強く感じました。

※真っ二つにすることで効果効能がアップするといったことはなく、実際に服用される際に真っ二つにする必要はないと思います。

今回真っ二つにした理由は、ただ単に記録として本レポートに残すためです。

そして、この中身のエキスを指で触ってみたところ、凄くヌルヌルしてて、まるで油を直接触っているみたい。1~2分間程度、水で洗い流さないとこのヌメヌメ感が取れませんでした。

何故、こんなにヌメヌメ感が残るのか?その原因を探るため、成分表をチェックしてみたところ・・・

プラセンタエキス濃縮粉末(豚由来)、オリーブ油、米油、ココナッツ油、ビタミンE含有植物油、ハトムギエキス末、パイナップル果実抽出物、赤ブドウエキス末、リンゴンベリーエキス末/ゼラチン、グリセリン、ミツロウ、香料(乳成分を含む)、植物レシチン、βーカロテン、シクロデキストリン、
ヘマトコッカス藻色素

プラセンタエキスの次に多い成分は、「オリーブオイル」

そしてその次に多いのが、米油、続いてココナッツ油、植物油・・・。かなりの油分で構成されていることが分かりました。

ちなみに、成分表は左上から含有量が多い順番に並べて表記しなくてはならない規律が、●という法律によって定められています。

なので、とにかく このフラコラWHITE’st プラセンタつぶは、油の含有量が凄い。油分だけをトータルすると、プラセンタの含有量を上回っている可能性が非常に高いと思います。

実際、2015年9月にリニューアルする前までは、プラセンタエキスの含有量よりも油の含有量が上回っていました。

メーカーさんには強く突き刺さるレポートになるかも知れませんが、もはやプラセンタサプリではなく、「油サプリ」と商品タイトルを変更しても何ら違和感は無いのでは?と、はな的には思いました。

フラコラWHITE’st プラセンタつぶの抽出方法

このフラコラWHITE’st プラセンタつぶは商品公式サイトで非公開としている情報が多過ぎて、品質の分析、評価がしにくい。。。でも、プラセンタの品質に直接的に影響する抽出方法に限っては、成分表をチェックしたところ、ある成分が含まれていることで、その抽出方法を明確にすることができました。

写真

プラセンタって本当は効果なし?!隠されたプラセンタ業界の裏事情」のページでレポートしていますが、成分表に「デキストリン」が含まれているプラセンタ製品は、スプレードライ製法といって、元々プラセンタエキスに存在する有効成分を壊してしまう製法が導入されている可能性が高い、という調査結果があります。

一応念のために、メーカーの協和さんに、はなが直接、「スプレードライ製法を採用しているのかどうかを教えて下さい」といった取材を試みてみました。

フラコラWHITE’stプラセンタの成分表を見たところ、「シクロデキストリン」という成分が含まれていることを確認できました。成分表にデキストリンが含まれているプラセンタ製品は、スプレードライ製法という抽出方法が導入されている可能性が高く、また、このスプレードライ製法は、プラセンタの有効成分が消滅しやすい、または薄まりやすいという欠点があることを知りました。フラコラWHITE’stプラセンタは、成分表に、このデキストリンが含まれているため、プラセンタの有効成分が壊れやすい、または薄まりやすい特長があると認識してお間違いないでしょうか?
食品、化粧品、いずれの場合でも原料の製法については社外秘となります。誠に申し訳ございませんがお答えすることができません。

このフラコラWHITE’st プラセンタつぶのメーカーである協和さん以外にも、スプレードライ製法を導入している可能性が高いメーカーさんたちに同じような質問を何度か投げかけてみたことがありますが、やはり、メーカー側にとって都合の悪い質問に関しては、非公開とするメーカーさんたちがほとんどでした。

一応、スプレードライ製法を導入しているプラセンタ製品には、例外なくデキストリンが含まれていることが証明されているため、また、この協和さんの答えにくそうなニュアンスからも、スプレードライ製法を導入している可能性はかなり高いと判断してもらって良いと思います。

※ちなみに、どんな抽出方法が良質なプラセンタを製造できるのか?と気になる方も多いかと思いますが、その内容については、はなが「プラセンタって本当は効果なし?!隠されたプラセンタ業界の裏事情」のページで詳細にレポートしていますので、併せてご覧頂ければと思います。

フラコラWHITE’st プラセンタつぶの詐欺まがいな値段PRについて

はなは、プラセンタ製品の評価をするとき、質の悪い製品であっても、必ずしも低評価と決めつけることはしないよう努めています。

例え低コストで製造された低品質のプラセンタ製品であっても、とりあえず安いプラセンタを試してみたい、とにかく値段を重視したい、という人たちの気持ちも理解するようにしているからです。

でも、低品質で製造したにも関わらず、まるで高品質のプラセンタ製品かのように振舞っている、もしくは、商品公式サイトで過大にPRされている製品というのは、顧客を騙す、或いは、意図的に誤解させている行為で、これは悪質としか判断できない。そういったものはかなりシビアに評価するようにしています。

このフラコラWHITE’st プラセンタつぶはどうなのかというと、成分や抽出方法の真相を調べれば調べるほど、良質なプラセンタ製品とはとても言い難く、安いプラセンタ製品を求めている人にとっては良い商品なのかな?と、そういう位置付けの商品だと思ってました。

でも、はなが凄く残念に思ってしまった点が、商品公式サイトで、「他社製品よりも自社製品の方が3分の1近くの価格で安く買える」という記載を見つけてしまったことです。

写メ

そもそも、デキストリンが含まれている時点で、薄められたプラセンタ、もしくは有効成分がほとんど失われた低品質のプラセンタ製品であることはほぼ確実。にも関わらず、濃度や品質も劣っているであろう自社製品を、高品質で製造されているかも知れない他社製品と比較して、如何にも100mg単位での価格はどこよりも自社製品が安い、とプッシュするのは、悪徳商法に限りなく近いと、はなは思ってます。

以下、取材のやり取り内容です。

他社プラセンタ製品と比較したエキス末の単価表、単価グラフをご掲載されておりますが、こちらのグラフでは、エキス末100mgに対して、フラコラWHITE’stプラセンタが単価が35.7円となっており、続いてA社商品が69.6円、B社商品が301.7円となっております。
他のプラセンタ製品と比較された際、濃度は同じであることを確認した上で、この単価となっているのでしょうか?もしくは、濃度が同じであることは未確認で、ただ単に100mg当たりの単価を比較し、グラフにされたものでしょうか?
フラコラWHITE’stプラセンタにはデキストリンが含まれているため、もし、他のプラセンタ製品は濃度100%で、対してフラコラWHITE’stプラセンタのエキス末が薄められていたりすると、そもそも濃度が異なるため、100mg当たりの単価を比較したところで、あまり参考にできないのではないかと思い、気になって問い合わせさせて頂きました。
WEBサイトに掲載しておりますグラフについてのお問い合わせでお間違いありませんでしょうか。こちらのグラフは、各社の販売価格を基に各社商品に使用しているプラセンタエキス末100㎎当たりの価格として比較したものでございます。

濃度までちゃんと測っているのか、測っていないのか?という質問に対して、大分ごまかされている内容での回答が返ってきました。

知られたら不味いことは非公開とし、見た目やアプローチ方法だけで、無知の人を対象に誤魔化せるところはとことん誤魔化して成約に繋げようとする運営システム。「安価なプラセンタ製品をお求めの方たちに向けた商品ですので、濃度は他のプラセンタ製品と比較して薄めとなっております」という何も隠すことのない営業スタイルなら理解できますが、見栄を張っていることに、何よりも見苦しいメーカーさんだと正直に感じました。