ステラマリアプラセンタの体験レポート
2.5 [GOOD CORE]編集チームの評価
非分解製法で製品化されたプラセンタ製品:ステラマリアプラセンタ
ステラマリアプラセンタの商品公式サイトを、[GOOD CORE]編集チームが一通りチェックしてみたところ、どうやらこの商品は、今まで耳にしたことのない「非分解製法」(非加熱で製造する技術)という抽出方法で製品化された模様。
聞いたこともない斬新的な製法で商品化されたプラセンタ製品ということだけあって、数ある魅力的なプラセンタ製品の中でも、更に一目置いて期待できそう。
そのため今回、この斬新的な製法で製造されたステラマリアプラセンタを、[GOOD CORE]編集チームが実際に取り寄せて、その使用感をレポートすることにしました!
ステラマリアプラセンタを開封してみた
商品リスト:ステラマリアプラセンタ
中を開けてみると、
- ステラマリア商品本体(約30日分)
- 納品書
- 定期購入の案内パンフレット
- 別商品の売り込みチラシ
- ステラのPRチラシ
- ステラ商品愛用者の声
- ステラの商品が当たる応募券
上記7点セットが入っていました。
そして、ステラマリアの「賞味期限」に注目して欲しいのですが、届いた日から約3ヶ月後となっていました。
[GOOD CORE]編集チームが知っているほとんどのプラセンタ製品の賞味期限は、平均で約2年間前後なので、ステラマリアプラセンタの賞味期限は特別に短め。
賞味期限が短い理由として、商品公式サイトでは、「新鮮なままのプラセンタを無添加で加工しているため」と説明されていました。
でも、ここでひとつ [GOOD CORE]編集チームが気になったのが・・・、賞味期限が短いという欠点があることを既に自社で把握できているのであれば、空気中にカプセルをさらけ出してしまうアルミパウチタイプのパッケージで製品化するよりも、カプセルが空気中に触れることのないPTPシートなどで製品化した方が良いんじゃないかな?と思いました。
以下、PTPシートが使用されたプラセンタ製品の写真。
PTPシートの利点として・・・、
●空気中に触れることがないので、カプセル、及びその内蔵物が酸化しにくい
●一粒が破損したとしても、他の周りのカプセルに飛散したりなどの悪影響を及ぼす可能性が少ない
といったメリットがあります。
多少コストはかかると思いますが、PTPシートを導入するだけで、「賞味期限が短い」という欠点を、ある程度カバーすることができると思うので、メーカーのステラマリアさんは、今後、検討した方が良い施策案になるかと思いました。
またちなみに、プラセンタはただでさえ「空気中に触れるとグロスファクターなどの有効成分が消滅しやすい」、という報告書が「日本EGF協会」によって公開されています。
賞味期限が短いうえに酸化しやすいパッケージ。そして、酸化すると有効成分が消滅してしまうという報告書の存在。これらを考慮すると、ステラマリアプラセンタは他社プラセンタ製品と比較して、かなり痛い欠点があるプラセンタ製品だという印象を持ちました。
では、話を元に戻しまして、、、。
ステラマリアプラセンタの中身を開封してみました。
すると、、、
カプセルが破損して粉末が飛び散ってました:ステラマリアプラセンタ
カプセルが破損して、粉末が飛び散ってました。
露出してしまった粉末が他のカプセルにも飛び散っている状態。
これもやはり、先ほど提案したPTPシートで製品化すると、このような事態を免ぐことができると思います。
アルミパウチタイプのパッケージの商品にはよくあることだと思うので、メーカーのステラさんにはやはり、パッケージ形態について再検討してほしいと感じました。
賞味期限も短いため、露出した粉末は急速に腐食が進行してしまうことだと思います。
ひとまず、他のカプセルは腐食していないだろうと判断し、ひとつひとつ、全粒洗って、試しに飲んでみたいと思います。
カプセルの匂いを嗅いでみると、プラセンタ特有の苦みのある匂いはしませんでした。
サイズ的にも、特に飲みにくいと感じることはないと思います。
ステラマリアプラセンタの粉末をカプセルから取り出して飲んでみた
ステラマリアプラセンタのカプセルから、中身(粉末)を取り出してみました。
カプセルから中身(粉末)を取り出してみた:ステラマリアプラセンタ
粉末の色、サラサラ感など、外見的には普通のプラセンタサプリの粉末とあまり変わらないと思います。
試しに、この粉末を直接味見してみました。
・・・が、他のプラセンタサプリの粉末と同様、独特の苦味があって決して美味しいとは言えない味でした。
ステラマリアプラセンタの配合成分
配合成分一覧表:ステラマリアプラセンタ
ステラマリアプラセンタの配合成分は、プラセンタ以外にも、「HPMC(カプセルの素材)」そして、「ジェランガム」が配合されていました。
この配合成分一覧表は、実際に届くステラマリアプラセンタの商品本体にしか記載されていないので、ステラマリアプラセンタを「購入した後」じゃないと、誰も知ることができないようになっていました。
一応、商品公式サイトでは、「100パーセントの割合でプラセンタが含有されている」、「余計な成分は配合されていない」、などとPRされていましたが、それは本当なのか?確認したくても、商品公式サイトには配合成分一覧表が記載されていない、というのがメーカー、ステラさんの現状。
つまり、購入前に配合成分を確認したくとも、「確認できない」。
また、怪しいメーカーが続出しているこの業界ですので、配合成分一覧表が記載されていないという理由ひとつで、怪しむ人も少なからずいらっしゃることだと思います。
そのため、読み手が配合成分を確認できるようにするためも、また、信頼性を高めるためにも、商品公式サイトで配合成分一覧表を、是非表記して頂きたいと思いました。
ステラマリアプラセンタの原末量
ステラマリアプラセンタの原末量は、1日当たり200mg配合されているという記載が確認できました。
プラセンタ製品の中では、凄く豊富!とまでは言い切れないけれど、少ないとも言い切れない。
「まあまあ豊富」な配合量になるかと思います。
ただ、次の見出しでレポートしている通り、非分解プラセンタの有効成分の残存データは、未だ取得段階、研究段階とのこと。
なので、有効成分の残存確認ができていないプラセンタ製品の原末量を評価したところで、あまり参考にはならないかも知れません。
ステラマリアプラセンタに導入される非分解製法は、未だ「研究段階」
※ステラマリアプラセンタの商品公式サイトより
上記キャプチャ画像は、ステラマリアプラセンタ商品公式サイトより引用させて頂きましたが、読み手にとっては、色々と期待が膨んでしまう訴求になっているかと思います。
今後、ステラマリアプラセンタを初めとした各関連機関による非分解プラセンタのエビデンスの取得、そして公開に期待したいところ。
ちゃんと効果が認められたエビデンスのあるプラセンタ製品を使用したいという方は、医療機関で取り扱われているプラセンタ注射、或いは、ラエンネック製法で製造されたプラセンタ製品を検討した方が良いと思います。
参考ページ:「プラセンタの有効成分を残したまま製品化できる抽出方法は存在するのか?調査してみた」(※準備中)
ステラマリアプラセンタの誇大表現について
誇大に感じる表現:ステラマリアプラセンタ
商品公式サイトをよくよく読み直すと、これはさすがに見逃せない!と感じてしまうステラマリアプラセンタの誇大表現について。
「有効成分の残存データを開示できますか?」という[GOOD CORE]編集チームの取材に対し、ステラさんからは、「調査中です」と返答するも、何故、このような誇大なPRができるのかは不明ですが、この表現について、メーカーのステラさんへの取材のやり取りをここにて公開させて頂きます。
こちらの「10倍もの手間がかかる」という表記について、どの抽出方法と比較して10倍手間がかかる、という表現をされているのでしょうか?全てのプラセンタ製品が1種類の抽出方法で統一されてるわけではないことは、ご存知の通りだと思います。どの抽出方法と比較してこのようなPRをされているのか、明確にしたいと思い、問い合わせさせて頂きました。
また、10倍の手間がかかるということは、従来の製品よりも10倍以上の料金設定が必要になってくると思います。
こちらの表記、PRの仕方が強過ぎるという認識はなく、本当に10倍もの手間がかかると自負をされてPRされているのでしょうか?
<※公開準備中>
アミノ酸が豊富に配合されているというPRについて
アミノ酸が豊富に含まれているとPR:ステラマリアプラセンタ
上記のように、ステラマリアプラセンタの商品公式サイトでアミノ酸の含有量が大きくPRされています。
けど、アミノ酸は抽出したプラセンタエキスに後からいくらでも添加できるという調査結果(アミノ酸の含有比でプラセンタ製品の品質を評価するのは難しい)があるので、あまり参考にならないと判断し、当サイトではアミノ酸の含有非をPRされているメーカーの表現については、スルー、ノーコメントとさせて頂いています。
ステラさんがアミノ酸を後から添加したのか?或いはしていないのか?は、ステラさん以外、他は誰も分からないので。。。
ちなみに、抽出後のプラセンタエキスにアミノ酸を添加するメーカーのなにが悪いの?と、疑問に思う方もいるかも知れません。
簡単に説明すると、元々プラセンタに含まれるアミノ酸には、プラセンタにしか存在しない固有のアミノ酸の構成、組織が形成されていて、他のアミノ酸を添加すると、そのプラセンタ特有のアミノ酸の組織、構成が壊れてしまう。つまりプラセンタならではの効果効能が発揮されないただのアミノ酸サプリになってしまう。
でも、アミノ酸の含有比率でプラセンタ製品の品質を評価する人たちが多いため、たいして品質の良いとはいえないプラセンタ製品に、まるでプラセンタ特有のアミノ酸が豊富に含まれているかのように、主原料と全く関係のないアミノ酸をプラセンタ製品の中に添加させる悪徳商法的なプラセンタメーカーも実在しているのが現在のプラセンタ業界。
そのため、アミノ酸の含有量でプラセンタの品質を評価すると、正確性に欠けてしまうリスクがあると [GOOD CORE]編集チームは考えています。
つまり、「悪徳メーカーのアミノ酸の含有量PRは鵜呑みにしないように!!」ということ。
ステラマリアプラセンタのカプセルには発がん性物質が含まれている?!
発がん性物質が含まれているプラセンタ製品の特長として、
「ハードカプセル」
「ホワイトカラー」
この2つの条件が揃っているプラセンタは疑ったほうがいい、といった内容を「発がん性物質が含まれているプラセンタ製品を一覧にしてみた」のページで詳細にレポートしています。
「ハードカプセル」そして「ホワイトカラー」。ステラマリアプラセンタはこの条件とぴったりマッチング。
そのため、ステラマリアプラセンタには、発がん性物質として指定される酸化チタンが含まれているかどうかを、[GOOD CORE]編集チームが直接、メーカーのステラさんに取材をしてみました。
以下、そのやり取りです。
Q1.カプセルに酸化チタンは含まれていますか?
ステラマリアプラセンタは、ハードカプセル(HPMC素材)を使用されていることだと思います。ホワイトカラーでカプセルが覆われているのが確認できますが、着色料(酸化チタン)を使用されているかどうかについて、ご回答頂ければと思います。
(取材返答待ち)
ステラマリアプラセンタの調査結果・まとめ
- 主原料となるプラセンタ自体が酸化の影響を受けやすい性質があること
- にも関わらず酸化しやすいパッケージで製品化されていたこと
- カプセルが破損しやすいパッケージで製品化されていたこと
- エビデンスの取得段階の最中なのに、ちょっとPRの仕方が強すぎるかな?という印象。(非分解じゃないと意味がない、など・・・。)
- 発がん性物質(酸化チタン)が含まれている可能性が高いこと
- 配合成分一覧表が商品公式サイトで記載されていないこと
トータル的にマイナス点が多く、また、エビデンス取得中の段階にあるため非公開情報も多い。
EGFは入っている、非分解製法は優れている、ウマ由来の胎盤より自社のブタ由来の胎盤が優れている・・・、など、証となるデータは何ひとつ提示できないのであれば、「怪しい!!」と感じてしまう人が多くいるのは、仕方がないというか、むしろ、それが当然なのかな?と思いました。