エイジストプラセンタの体験レポート
1.5 [GOOD CORE]編集チームの評価
高額なプラセンタ製品を試してみた:エイジスト
他のプラセンタ製品を色々と比較されている方々は、このエイジストプラセンタについて、共通して感じていることがあると思います。それは、、、「どのプラセンタ製品よりも高い!!」ということ。
商品公式サイトをチェックする限り、製法が記載されていなかったり、プラセンタ以外の成分が豊富に配合されていたりで、やや怪しい雰囲気も感じることはありました。
が、何より外観から伝わる高級感が凄い。
もしや、実は凄く良質な品質のプラセンタ製品なのか?!
今回、[GOOD CORE]編集チームが、このエイジストプラセンタを実際に取り寄せて、試してみることにしました!
その体験レポートをこのページにまとめてみたので、是非、ご参考に下さい!
エイジストプラセンタが届いたときの商品の状態
大き目の段ボールで到着:エイジスト
これまでのプラセンタ製品と比較して、エイジストはかなり大き目のダンボールで届きました。
一瞬、誰かが家電でも注文したのかな?と思ってしまうほどの大きなサイズでした。
箱を開封してみると、
- エイジスト商品本体
- ステムエッセンス
- パンフレット
- 納品書
の4点が入っていました。
大き目なダンボールで届いた理由として、エイジストの商品本体を衝撃から保護するよう、ダンボールの中に、更にダンボールで商品本体がしっかりとカバーされていた為かと思います。
丁寧に保護してくれるのは凄く好印象!ただ、送料に結構コストがかかってしまっていないかな?と、逆にこちら側が少し心配してしまいます…^^;
というのも、以下の商品のように、PTPシートを用いれば、小さなサイズでも十分に保護できます。
PTPシートの例:プラセントップ錠<スノーデン>
無駄が多い=もっと設定価格を下げられる、ということに繋がると思うので、メーカーのMEJさんには、ここまで大きく見せる必要があるのか、もう一度検討した方が良いのかな?という印象を持ちました。
※送料はメーカーのMEJさん持ちですが、でも箱を小さくすることで、MEJ自身が負担する送料も減る。イコール、商品価格を下げられるので 顧客に、より安い価格で商品が提供できるという基本的なニーズの考えです。
でも、コストが高いだけあって、商品ケース自体は、これまで試してきたどのプラセンタ製品よりも高級感が漂っていました。
エイジストプラセンタの商品本体を開封してみた
箱を開けると、1日分の摂取量(4粒)が30粒(1ヶ月分)がキレイに並べられていました。
袋を開封すると、以下のように1包に4粒(1日分)が入っています。
袋を開封してみた:エイジスト
1日ごとの摂取量を1包にして保管してくれる点に関しては、2日目以降に摂取するカプセルが酸化、または腐食することがないため、プラセンタが酸化や熱に非常にデリケートな欠点があることを、ちゃんと理解してくれているメーカーさんだと思いました。
プラセンタが熱や酸化に弱いことが判明した調査レポート :「プラセンタに有効成分が検出されなかったというデータを発見」
ただ・・・、写真の通り、エイジストプラセンタは錠剤タイプとなっています。
この錠剤タイプのプラセンタ製品の特長として、低コストのため大量生産には向いているけど、「プラセンタの濃度が薄まってしまう可能性が高い」ということが明確になっています。
詳細は、カプセル製造について詳しく記載された「サプリメントの形による違いについて – CoCoRo株式会社」のWebページをご参照下さい。
簡単に略すと、錠剤タイプのサプリメントは、固める時に結合材を使用する必要があって、この結合材がエキスと混合することによって、プラセンタの濃度が薄くなりやすい、とのことでした。
このエイジストも、錠剤タイプの製品ですので、濃度が薄くなっている可能性が高い、と判断してもらって問題はないと思います。
エイジストの配合成分
このエイジストの錠剤をよく見てみると、ポツポツとした赤い色の模様が入っていました。
プラセンタ以外にも、以下のような成分が多く配合されているので、その一種かな?と思います。
配合成分一覧表 :エイジスト
ちなみに、この錠剤の匂いを嗅いでみると、若干、臭みと甘い香りが混ざったような不思議な匂いがしました。
錠剤を口の中に入れてみると、唾液ですぐに溶けていくことはなく、しばらく固形を保ったままの状態が続きます。
サイズ的には1粒約1.3~1.4mmの円形で、錠剤系を飲み慣れている人であれば、4粒一気に飲めてしまう程度のサイズだと思います。
エイジストプラセンタの抽出方法を知りたいけど公式サイトを見ても不明確
エイジストの製造工程を詳しくチェックしてみたところ・・・、商品公式サイトで、プラセンタエキスの品質を大きく左右する「抽出方法」についての記載は、どこにも見当たりませんでした。
一応、エイジストプラセンタの商品公式サイトには、「プラセンタはグロスファクターの宝庫!」とPRされているのが確認できると思います。
エイジストにグロスファクターが含有されているという表記
でも、「プラセンタに有効成分が検出されなかったというデータを発見」のページでレポートしていますが、プラセンタは製造工程の一部である抽出方法次第で、元々プラセンタに含まれるグロスファクターが消滅してしまう、ということが明確になっています。
でも、エイジストの商品公式サイトで表記されている「プラセンタはグロスファクターの宝庫!」というPR。
ここで、この表記について[GOOD CORE]編集チームが疑問に感じたこと。
それは、もしかしたら、メーカーのMEJさんは、元々プラセンタに含まれている成分をPRしているのであって、抽出工程を経た製品、エイジストに含まれているかどうかはメーカー自身も把握できていないのではないか?ということ。
つまり、グロスファクターが含まれているのは、「製品化する前」のプラセンタ原料そのものであって、「製品化された後」のエイジスト本体には含まれていないんじゃないか?
もし、この予想が当たっているとしたら、エイジストプラセンタは、実際には含有していない成分を「含有している!」と表記していることになります。
エイジストにプラセンタ特有の有効成分、グロスファクターは含まれているのか?含まれていないのか?その真相を暴くため、メーカーであるMEJさんに、[GOOD CORE]編集チームが直接取材を試みてみました。
以下、その取材のやり取りの内容になります。
エイジストプラセンタの抽出方法についてメーカーに取材してみた
- エイジストの商品公式サイトにて、「プラセンタはグロスファクターの宝庫!」という記載がございますが、以下、日本EGF協会の胎盤(プラセンタ)エキスのEGF含有量検査報告資料になります。
プラセンタに含まれるグロスファクター(成長因子)は、製剤や原末へと製品化される工程で消滅してしまうと考えらる、というような記載をご確認頂けるかと思います。
そこで、「プラセンタはグロスファクターの宝庫!」という表記についてご質問です。こちらは、製品化されたエイジストプラセンタに含まれているという意味で表記なされているのでしょうか?もしくは、製品化する前のプラセンタ原料そのものには含まれていますよ、という意味で表記なされているのでしょうか?
この両者が表す意味は全くの別物だと思うので、確認のためご質問させて頂きました。ご回答のほど、宜しくお願い致します。
それで、以下、エイジストのメーカー、MEJさんからの回答。
- 製造や、原材料にかかわるご質問に関しましては、企業秘密のため一切お答えできかねます。
. (゚ロ゚;). !!!
まさかの、まるで逃げ場を失ったネズミのような回答。
「プラセンタはグロスファクターの宝庫!」と商品公式サイトでの表記ですが、「プラセンタに有効成分が検出されなかったという調査データを発見 」この報告書の存在を知らない人にとっては、疑うことなく信じてしまう可能性があると思います。
具体的な抽出方法を取材してみた
続いて、有効成分が本当に残存しているかどうかの判断基準となる、「抽出方法」について取材をしてみました。
- エイジストを製品化するための製造工程の一部である、「抽出方法」の名称を教えて頂けますでしょうか?
- エイジストは、水を使わない《加水分解法》という独自の方法を使用しており、原材料の胎盤の水分のみと酵素による分解方法を用いております。これにより成分を壊さず非常に高い濃度のプラセンタ原液を造り、高圧抽出機を使用し、圧力ナノ化しプラセンタ製品として原料抽出をおこなっております。
このエイジストに導入されている抽出方法は、「加水分散法」、そして「酵素分解抽出法」の組み合わせとのことでした。
でも、それよりもメーカーのMEJさんに対して、一度激しく突っ込みを入れさせて下さい。
「製造について、答えまくってるでないかいっ!!」
先ほど、「製造や、原材料にかかわるご質問に関しましては、企業秘密のため一切お答えできかねます。」という返答を頂いたのにも関わらず、製造工程の一部となる抽出方法についてはかなり具体的に回答頂けている。。。抽出方法の名称だけを伺っただけなのに・・・汗
どちらかというと、グロスファクターが含まれているのですか?という質問よりも、抽出方法についての質問が、製造方法に関わる質問に近いのでは?と思うのですが、、、^^;
それよりも、エイジストプラセンタの商品自体に、グロスファクターが含有しているかどうかを回答してほしい。でも、実際には、残存試験を実地していない、もしくは残存していなかった為、「回答できない」のがメーカーさんの本音だとは思います^^;
また、成分表を見る限り、「デキストリン」が含まれているため、濃度が薄まりやすく、そして低コストで製造できる「スプレードライ製法」も併用されている可能性か高い。
詳細は以下の調査レポートにて。
プラセンタの有効成分が消滅してしまう抽出方法について、[GOOD CORE]が調査した内容をレポートしています!
商品公式サイトでは「プラセンタはグロスファクターが豊富!」とPRされてはいるけど、エイジストプラセンタにそのグロスファクターが含有しているかどうかは回答できない。更に、有効成分が消滅しやすい加水分散法が導入されていて、終いにはその加水分散法は有効成分を壊すことなく抽出できるという根拠無しでの回答。
品質はそれほど良くないことを自ら公開し、墓穴を掘ってしまっている回答内容だと思いました。
エイジストの原料元は「不特定」の海外産
エイジストの原料元を調査してみると、商品公式サイトでは、キルギス、アルゼンチン、ニュージーランド、など、主に不特定多数の海外産のものが使用されているとのことでした。
原料元が統一されていないプラセンタ製品において、誰もが不安に感じることがあると思います。
それは、原料元がバラバラだと、安全性、品質にバラつきが生じてしまうのではないか?ということ。
また、商品公式サイトには、「時期によって最適な原料を調達しています!」と記載されていましたが、ここまで信用性が無くなってくると、「本当は時期によって最も安く買える原料を調達しているのでは?」とツッコミたくなりました 汗
「国産ウマと比べられないほど優れていますよ!」というPRが記載。もちろんこれも根拠無しでのPR。
国産馬を超えるという根拠無しでの表記:エイジスト
上手い宣伝、上手い表現の仕方だとは思いますが、国産ウマと海外産ウマとの栄養価の比較試験結果なども提示してもらわないと、信憑性にはだいぶ欠けるのかな?と思いました。
保湿効果が感じられる場合はデルマタン硫酸、アムラエキスの作用の可能性か?!
[GOOD CORE]編集チームがエイジストに含まれる成分を詳しく調べてみたところ、即効性のある成分が多く配合されていることが分かりました。
例えば、デルマタン硫酸、アムラエキス、などがそれに該当するかと思います。
デルマタン硫酸の効果についてのエビデンス
アムラエキスの効果についての臨床試験結果
どちらも、「国立成育医療研究センター」や「日本栄養・食糧学会大会」によって、臨床試験レベルでその即効性が認められていました。
エイジストのような高コストの商品を、継続的に購入するには消費者にとって結構痛い出費になるのではないかと思います。
プラセンタサプリメントというくくりで販売されているエイジストですが、実際には、この即効性に優れた成分、「デルマタン硫酸」、そして「アムラエキス」などによって、「プラセンタの効果」と見せかけているようなイメージがある製品でした。
[GOOD CORE]編集チームが調べたところ、エイジストを購入するよりも、「デルマタン硫酸」、「アムラエキス 」を、それぞれ単品で購入した方がまだ安上がりかな?とも思います。
ちなみにデルマタン硫酸、アムラエキスのサプリメントは調査してみると、2,000円~3,000円の値段で販売されていました。(エイジストは8,800円前後/1ヵ月分)
●デルマタン硫酸含有の製品
DHC コンドロイチン 約90日分(30日分×3パック)
¥ 2,300
※デルマタン硫酸は、コンドロイチン硫酸Bの別名。名前は違えどデルマタン硫酸配合サプリ。
●アムラエキス含有の製品
オーガニック、アムラ、60日分
\1,072
色々とエイジストを体験、そして調査した内容をレポートしましたが、このエイジストの改善してほしい点、そして、良かったと思う点をまとめたいと思います。
エイジストを試した感想のまとめ
- 個別に包装してくれているのはプラセンタがデリケートだという欠点をよく理解してくれていたこと
- 配送時の箱が大きすぎるので送料にコストをかけすぎている印象があること
- 濃度が薄まりやすい錠剤タイプのサプリメントだったこと
- プラセンタに含まれる有効成分を壊してしまう加水分散法が導入されていたこと
- プラセンタの品質が低いため、「プラセンタ製品」としては低評価な印象があること
- でも、プラセンタ以外の成分でプラセンタの効果効能を補っている印象が強いこと
- プラセンタの濃度が薄いエイジストを買うよりも、デルマタン硫酸やアムラエキスを単品で購入した方が安上がりだったということ
以上、実際にエイジストを試してみた感想をまとめてみました。
プラセンタ自体の品質は信用し難いけれど、でも、他の成分でその効果効能を補っている可能性が高いと強く感じました。(他の成分をそれぞれ単品で購入した方が安上がりという調査結果有り)
エイジストプラセンタに興味を持っていた、或いは、既に購入してしまっている方にとって残念な気持ちになるかとは思いますが、実際には、プラセンタではなく他の成分に頼っている営業戦略で利益をあげているメーカーだった、という印象が強い商品でした。